防災ラジオライトから「手回し充電」が無くなる
大阪にある「スターリング」は防災用ラジオライトの新製品を2機種発表しましたが、同社の定番機構である「手回し充電」機構が廃止され、アルカリ乾電池による駆動に変更されました。
#元記事はこちら。
同社がこれまで守り通していた「手回し充電」(ダイナモ充電)を廃止した理由は「スマートフォン」。近年、スマートフォンの内蔵バッテリーは大容量化しております。まだガラケーが主流だった2004年頃は600mAhだったバッテリー容量は、近年では3000mAhまで容量が増えています。それに伴い、「手回し充電」ではスマートフォンのバッテリーをフル充電させるには大きな労力が必要なってしまいました。元記事に同社の実験結果が掲載されていますが、バッテリーが空っぽの状態のスマートフォンを「手回し充電」で充電した場合、23%まで充電するのに5時間45分もかかる結果となりました。ハンドルの回転数にして、およそ8万2千回。1/4弱の電力を得るのに、これだけの労力をかける必要があるんですね。とてもではありませんが、使用に耐えられるものではありません。
一方、アルカリ乾電池4本での充電では、同じく23%まで充電するのにかかった時間は1時間半。およそ1/4の時間で済むんですね。これは大きな「差」になると思います(しかも疲れないですし)。また、アルカリ乾電池を採用するに至ったのには、アルカリ乾電池の推奨使用期限が伸びたこともあるそうです。確かに、10年もあれば買い置きしておいても「いざ」という時に使える確率も高くなりますし、コスト的にも助かりますしね。
とはいえ、「手回し充電」も一定の需要があるということで、しばらくは並行販売するそうです。スマートフォンの充電はさておき、「明かり」や情報源としての「ラジオ」の駆動を担保するには必要かと思います(それこそ、「万が一」への備えですね)。
| 固定リンク | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- コクヨ、「6年未満保証ランドセル」を販売開始(2022.05.25)
- オンキョー、自己破産を申請(2022.05.14)
- Google、初のスマートウォッチを発表(2022.05.13)
- Twitter、「おとなの使い方マニュアル」公開(2022.04.13)
- 漫画家 藤子不二雄A氏 逝去(2022.04.07)
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- デスクパネルヒーター「PH-DESK1W2」(2021.11.29)
- スマートホーム共通規格「Matter」発表(2021.05.13)
- 防災ラジオライトから「手回し充電」が無くなる(2021.03.12)
- スマートリモコン(2020.11.14)
- 大塚家具、サブスクリプションサービスを開始(2020.07.16)
コメント