政府統一Webサイト、4月にβ版を公開へ
平井卓也デジタル改革担当相は中央省庁の情報をまとめた政府統一Webサイトのβ版を4月に公開する方針を明らかにしました。
#元記事はこちら。
現在、各省庁はそれぞれ独自のWebサイトを構築・公開していますが、それぞれで設計しているため、掲載される情報の位置やデザインに統一性がなく、必要な情報を素早く得るのが難しいとの指摘がありました。そのため、一つの情報を得るために、複数の省庁のWebサイトを横断して閲覧する必要ある場合もあったとのこと。
一方、海外に目を向けると(元記事ではイギリスを例に挙げていますが)、政府統一サイトを立ち上げており、より少ない手順で必要な情報にアクセスできるようにしているとのこと。こうした状況を踏まえ、内閣官房IT総合戦略室(IT室)は11日まで事業者を募集し、国民目線に立ったサイト構築の方針を固めるそうです。事業者との協議は、2020年12月にIT室が民間人から募集した人材が担うとのこと。
今後のスケジュールとしては、4月にデジタル庁に関する情報をまとめたβ版サイトを公開。5月以降に再度事業者を募集し、9月のデジタル庁発足に合わせ、正式版を公開する予定。以降、各省庁の状況を加味し、数年かけて統一サイトへの集約を目指すとのこと。
今現在だと、政府広報オンラインから各省庁のサイトへのリンクがまとめられており、そこから見に行くことができますが、確かに統一感は無いですね(とは言っても、てんでんバラバラというわけでもないですが)。
ようやく目に見える動きが出てきたといったところでしょうか。
これまでと違うと言える点は、「官のみ」ではなく、「官民一体」で取り組もうとしているという点ですかね。11日までに事業者を募集し、その事業者との協議は、2020年12月にIT室が募集した民間の人材が担うということで、「独りよがり」なことにはならなさそうです。
まあ、平井大臣も
人にやさしいデジタル化を進める観点から、省庁の垣根を越えて、必要な情報を誰でも素早くアクセスできるデジタルサービスの提供を目指す
との考えを示しており、構築しようとしているサイトも「スピードとアジャイルを重視し、国民からのフィードバックをもらいながらUI/UXの継続的な改善やコンテンツの充実を図りたい」としているので、国民視点でのサイト構築を目指している考えが見て取れます。
ひとまず、「国民との接点の一つ」とも言えるWebサイトを国民視点で作ると宣言している点は評価できますかね。ただ、デジタル庁のWebサイト公開後に各省庁のサイトを統一化するのにあまり時間をかけないで欲しいですね。「数年かけて」とありますが、2,3年で完了すべきかと思います。
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