夜間撮影
先日のフレッシュ屋外撮影会で夜間撮影をやってきたのですが、その際の設定等を備忘録代わりに書いておこうかと思います。
「月」の写真撮影をしたことがあるので、夜間撮影自体はやったことが無いわけでなはいのですが、ポートレート撮影は初めてのこと。事前にどう撮るかをこのページで調べて撮影してきました。
まずは夜間ということで、圧倒的に光量が足りないです。まるっきり無いわけではないですが、比較的明るい明かりはモデルを照らすLED電灯のみ。なので、まずは絞りは開放にします。ズームレンズでは広角側と望遠側とでF値が変わることがほとんどです。その場合はF値の高い方に固定します。単焦点レンズでは、そのレンズの持つ最大開放値に設定して、できるだけ一度に取り込める光量を稼ぎます。
次はシャッタースピード。一般的に(1/焦点距離)秒の設定であれば手振れは防げるということで、シャッタースピードを設定します。今回の撮影では135mm位が使う多いだろうと考え、1/160秒に設定して撮影しました。ここまで書いたところで察しが付くと思いますが、撮影モードはマニュアルモードでの撮影となります。
絞り値とシャッタースピードが決まりました。後はISO感度です。これは光の具合が千変万化するので、ここだけはオートにして撮影しました。結果として、夕景から夜景を撮影するにあたり、ISO感度が500~12800の範囲での撮影となりました。
基本設定は先述の通りで、後は「クリエイティブスタイル」(ソニーの場合。メーカーによって呼称は様々と思いますが、写真の仕上がり具合を指定するモード)を「夕景」や「夜景」を指定して撮影しました。
シャッタースピードと絞りを固定していたおかげで、結構思った通りの撮影ができましたかね。被写体ブレは時折ありましたが、手振れは全くないと言ってもいいほどです。ISOは必然的に高感度域が使われてしまうので、カラーノイズが目立ちますね。ただしこれはRAWファイルの場合であり、カメラ内で現像された物については、そのようなカラーノイズは出てきませんでした。この辺りはカメラの画像エンジンの能力そのものですが、そう考えると、20年近く前のモデルや銀塩フィルムではかなり苦労することが、最近のモデルではいとも簡単にやってのけてしまうことに驚きです。それも含めて、例えRAWファイル派の方でも、RAW+JPEGで記録しておいた方がいいと思います(RAW現像する際の参考にできますからね)。
感想からすると、やはり「技術の進歩」はすごいものだなと思います。瞳AFもそうですが、カメラ内現像の要となる画像エンジンの出来も格段の進化を遂げ、撮って出しに使えるなと思います。
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