+メッセージの使用、3キャリアの全ブランドとMVNOに拡大
NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアは、9月2日以降、メッセージサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」の対象を3キャリアの全ブランドと3社の回線を使用するMVNO業者へと拡大することを発表しました。
#元記事はこちら。
とはいえ、対応を始めるのは各社、各回線でバラバラでして、auだけが9月2日からUQ mobile、auの回線を使うMVNO回線業者での利用ができるようになっており、ドコモが9月下旬から、ソフトバンクは2022年春からとなっております。
(各業者毎の利用開始時期は元記事を参照してください)
「+メッセージ」は2018年の5月から、それまでのSMS(ショートメッセージサービス)に取って代わるように、3キャリア間で策定され、開始したサービス。SMSと同様に、電話番号だけで相手に長文のメッセージや画像を送ることができるサービスとなっております。
また、利用料金も、SMSの時は別途通話料がかかっていましたが、「+メッセージ」ではパケット通信で通信を行うため、契約しているパケット料金の中に含まれます。
さらに、公式アカウントも、徐々にではありますが、拡充してきており、SMS以上に期待が持たれるサービスとなっています。
ここにきて、急に本腰を入れてきたというか、一気に拡充してきましたね。現代において、あまりにも使い勝手の悪いSMS(仕様も古いものでしたし)、これに取って代わるべく策定されわけですが、もう一つは「打倒LINE」というのもあるんですよね。
2011年以降、爆発的に利用が広まったLINE。もはやインフラとも言えるこのサービスに、キャリアのサービスがほとんど使われなかったというのもあります。LINEが
- 長文が送れる
- スタンプや写真などと言った画像や動画を送れる
- グループが組める
といった、コミュニケーションツールとして多彩なサービスを提供する一方、当時のSMSは
- 長文が送れない(最大で全角670文字)
- 動画はおろか、画像すら送れない
- 別途通話料金がかかる(これが最大のネックかな)
と、いいところなしの状態でした(長文については、現在でもメールの方が使われていますかね)。そこで、仕様を全面に見直し、2018年5月に3キャリア同時にサービスを開始しました。
それでも、なかなか利用者数が伸び悩む時期がありましたが、2021年7月にはユーザー数が2500万人となりました。
(伸び方の変化がどのようなものであったかはわかりませんが、LINEで情報管理の問題が上がり、それが元でLINEの代替を探して、「+メッセージ」に行き着いたというのも考えられます。まあ単純に、2018年以降なら、新規や買い替え時に入っていますしね)
この先、どういった方向性にもっていくかにもよりますが、グループ機能は欲しいですよね。それが入れば、コミュニケーションツールとしては、LINEと同等にまでなるんですけどね。
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