カブト:FINAL
#ついに最終回。
傷ついた父、陸を病院へと送った加賀美。そして蓮華から天道から預かった手紙を渡される。そこには「根岸らネイティブは人類の総ネイティブ化を目論んでおり、あのペンダントは謂わばアンテナ的なもの。そしてどこかに電波を送る施設があるはずだからそれを破壊しろ」と書かれていた。知らなかったこととはいえ、天道を傷つけ、倒してしまったことに責任を感じる加賀美は電波の発信施設へ向かう。病院を出て、待ち構えていたのは田所、岬、そしてゼクトルーパーであった。
「どうしても行くのか?」
田所の問いに「はい」と答える加賀美。そして田所と岬は加賀美をかばい、施設へと向かわせる。ガタックエクステンダーに跨り、施設へ向かう加賀美。
一方、電波の発信準備を整える根岸と三島。そこにガタックが突入し、装置を破壊しようとする。だが、そうはさせじと三島はグリラスワームへ変貌し、それを阻止する。そんな三島に立ち向かうガタック。だが、圧倒的な力の差に傷つき、ついには深手を負わされる。変身が解け、横たわる加賀美。そんな加賀美を尻目に計画の最終段階といわんばかりに人類抹殺の演説の放送を流す根岸。と同時にネイティブ化を促す電波が発信され、ペンダントを身に付けた人々は苦しみだす。と、その時
「おばあちゃんが言っていた…」
いつものセリフと共に天道が現れる。「人類はワームを恐るべき敵としか見ず、分かり合おうとはしない。そんな人類はこの世に要らぬ」と言う根岸に
「それがお前の限界だ」
とそんな自分も今消そうとしている人類と変わらないとばかりに対抗する天道。そんな天道を倒そうとにじり寄る三島。天道はカブトに変身し、最後の決戦を挑んでいく。ガタックと違い、グラリスワームを追い詰めるカブト。しかし、背中の触手攻撃に深手を負わされる。それを見ていた加賀美も最後の力をふりしぼり、ガタックへ変身。カブトと共闘する。だが、グラリスワームの圧倒的な力に二人掛りでもピンチに陥る。首をつかまれ、締め上げられるカブトとガタック。その時ハイパーゼクターが現れ、カブトはハイパーフォームへと変身する。そしてパーフェクトゼクターを構え、「マキシマム・ハイパー・タイフーン」を放つ。だが、グラリスワームはこれを受け止めた。ついにはパーフェクトゼクターは砕け散ってしまったのであった。それでも最後の力をふりしぼり、ライダーキックを同時に放つハイパーカブトとガタック。苦戦しながらも、グラリスワームを倒す。グラリスワームが「繭」に抱きつき爆散すると装置も連鎖で爆発を始めた。横たわるダークカブトに声をかけるカブト。だが、ガタックはそんなカブトを抱え、外へ連れ出す。
外では根岸が最後の抵抗をしていた。そして傷ついたカブトとガタックに襲い掛かろうとしたとき、爆炎の中からダークカブトが飛び出し、根岸を捕らえた。そして、
「カブト、この世界を頼んだよ。僕たちの世界を…」
と世界を託し、根岸を道連れに爆炎の中へ飛び込んでいった。こうして長きに渡る、人類とワームとの戦いに終止符が打たれた。
一年後、平和を取り戻した世界で再びみんなが「サル」に集まった。田所は家業の蕎麦屋に戻り、岬は「ディスカビルグループ」を立ち上げ、「じいやの味」を基本コンセプトに外食産業で活躍していた。そこに風間とゴンも現れ、同窓会の様相を呈してきた。ランチタイムとなり、「ひよりみランチ」目当てに一杯となった客を隅から見守る一同。外に出て東京タワーを見上げるひよりと樹花。加賀美は警察官となり、交番勤務をしている。子供達の「天の道を行く人はどこへ行ったの?」の問い掛けに、「今、豆腐を買いに言ってるんだよ」と笑って答える加賀美。そして、当の天道は豆腐を買っていた!
まあ、最終回、とりあえず、何とか収めたといった感じですかね。劇場版と同じ結末にしなかっただけよかったと思います。
#まあ、「アレ」やったら、ライダー史上最悪の作品と
#なったかもしれませんが…。
一年後の世界、田所さんは家業の蕎麦屋で働いてますが、「継いだ」のか?でも、弟が継いでるはずだから、弟の下なのかな(笑)。それより、人の店で蕎麦打つのはやめましょう(笑)。
岬は実業家として外食産業に乗り込みましたが、何ゆえ「ディスカビル家再興」を手伝うんでしょ?跡取りとなる人物は残っていないはずだが…。
ひよりと樹花ちゃんは「天道姉妹」となってましたね(東京タワーを見上げながら「そばにいないときはもっと側にいてくれる。ね、ひよりお姉ちゃん」のセリフ!)。これはこれでよかったよ(^^)。これでひよりは一人ぼっちじゃないね。
警察官になった加賀美。その様子を見ていた陸。そういえば、加賀美陸は警視総監のままなんですかね。大々的に「ZECTのトップ」であることを明かしてましたが…。ついでに加賀美の警察官採用は縁故?
と、まあ、軽い突っ込みは無しにして、とりあえず一年間見てましたね。前半はクロックアップの描写とかに力が入ってましたが、終盤はドラマ性を重視という展開でした。
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