デジカメ

2024年3月29日 (金)

ソニー、最新ファームウェアで「C2PA」対応

ソニーは、3月28日(木)に、同社のミラーレスカメラ「α1」、「α7SⅢ」、「α7Ⅳ」の最新ファームウェアを公開しました。
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各モデルそれぞれに様々な機能追加や変更がなされていますが、共通してある機能が追加されました。それが「C2PA」フォーマット対応。
この「C2PA」はコンテンツの出所・来歴の認証に関する技術標準を策定している標準化団体の略称を指しており、正式には「Coalition for Content Provenance and Authenticity」となります。どういったものかというと、平たく言えば、コンテンツ(画像や動画など)の真正性を担保するものとなります。
近年、生成AIも格段の進歩をしており、情報を与えただけで様々な画像も作成することができるようになりました。しかし、これを悪用し、とある所に実際には無いものを重ね合わせ、さも、そこで起こったかのような出来事の映像、所謂「フェイク画像」を作成し、SNS上で流布し、混乱に陥れるといったことも起きたりしています。そこで、カメラで撮影した画像に来歴情報と、カメラで撮影されたことを証明する真正性情報をメタデータとして埋め込み、これを担保するという技術が提唱されました。これにより、撮影されたものが3Dの物体か、はたまた画像やビデオを撮影したものかを検証することを可能としました。また、C2PA準拠の編集ソフトでの加工を重ねた場合でも編集履歴とカメラで撮影されたことを証明する真正性情報を維持することもできます。

ソニー独自のデジタル署名技術と組み合わせて、フェイク画像から社会を守るための取り組みに貢献するとしています。なお、2024年4月には「α9Ⅲ」の最新ファームウェアでも対応する予定としています。

ひとまず、報道関係で多く利用されているモデルからといったところでしょうか(「α7R」はどちらかというと、作品作り向けですしね)。こうしたメタ情報はブラウザのような汎用ソフトではプラグイン的な感じで対応するんでしょうかね?
何にせよ、フェイク画像に対する、一つの対策としては期待できるのではないでしょうか。

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2023年8月30日 (水)

ソニー、「α7CⅡ」と「α7CR」を発表

ソニーは「α7」シリーズのコンパクトコンセプトモデル「α7C」の後継モデル「α7CⅡ」と高解像度モデル「α7CR」を発表しました。
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外観は両モデルとも共通。さらに、AIプロセッシングユニット、画像処理エンジンも共通。前ダイヤルが追加されたようですが、特に何のダイヤル化は明記されていませんね。おそらく、ユーザーが適宜設定できるようになるのかなと。
「α7CⅡ」は前モデルの基本スペックの底上げがメインですが、「α7CR」は「α7RⅤ」のスペックを継承しているようで、「α7RⅤ」をコンパクトサイズに収めたといった感じですね。

ソニーからのメールで知ったのですが、驚きましたね。「α7CⅡ」は、まあ「出てもおかしくはない」モデルですが、まさか高解像度版の「R」が出るとは思いもよりませんでした。単純にコンパクトさがウリなだけのモデルかと思いきや、ベースとなる「α7」と同じようなラインナップを揃えるといったところでしょうかね。となると、いずれ「S」も出すのでしょうか?
しかし、「R」のコンパクトモデルかぁ。要望が高かったのかな。

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2023年3月14日 (火)

4月3日は「フォーサーズの日」

来る4月3日は「フォーサーズの日」ということで、フォーサーズ事務局(運営:OMデジタルソリューションズ株式会社)は「フォーサーズの日」を祝う写真を募集します。
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「フォーサーズの日」(4月3日)、「フォーサーズ製品発売20周年」、マイクロフォーサーズ発売15周年」を記念して、「43」、「20」、「15」の数字にまつわる写真を募集します。撮影者がこれらの数字に関係があると考えるものであれば、被写体は問わないそうです。また、撮影機材、メーカーは不問だそうです。
写真の募集にはメール、Twitterを利用するそうで、Twitterの場合は「#フォーサーズの日写真応募」、「#フォーサーズ20周年写真応募」、「#マイクロフォーサーズ15周年写真応募」のハッシュタグを着けての応募、メールの場合は4月3日からフォーサーズの公式サイトに表示される応募フォームを通して応募する形になります。

また、応募された写真を利用してモザイクアート壁紙を作成するそうで、作成されたモザイクアート写真は公式サイトにて公開されるそうです。

写真の募集期間は2023年4月3日9時~2023年4月10日12時。この期間で上記の応募方法で応募する形になります。

「フォーサーズの日」を祝うイベントなのですが、応募作品の撮影機材、メーカーを問わないというのはいいですね。フォーサーズは統一規格なので、複数のメーカーから製品が出ているのですが、全体のユーザーの比率で行くとソニー(ミノルタ)、キヤノン、ニコンには敵わないんでしょうかね。まあ、広く応募することで盛り上げようとしているので、写真好きな人はこうしたイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

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2022年10月30日 (日)

ソニー、「α7RⅤ」発表

ソニーが、去る10月26日に、ミラーレス一眼カメラの「α7R」シリーズの最新モデル、「α7RⅤ」を発表しました。
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高解像度モデルである「α7R」の5代目になります。
有効画素数は約6,100万画素と、こちらは先代の「α7RⅣ」を踏襲。それでもフルサイズ機では最高画素数になります。画像エンジンには「BIONZ XR」を搭載。「α7RⅣ」の「BIONZ X」をチューンアップ。約8倍の高速処理が可能となりました。また、手振れ補正機構も強化。そのため、低感度においてα史上最高の解像度を実現。また、手振れ補正内蔵レンズとの協調制御においては、望遠側で発生しうる大きな「ブレ」も制御できるとしています。
しかし、大きな変化としては、AI技術を投入したAFシステムでしょう。α初となる、「AIプロセッシングユニット」を搭載したことにより、被写体認識制度が大幅に向上。「リアルタイム認識AF」では、動画・静止画を問わず、人間、動物、鳥、昆虫、車・列車、飛行機に対してリアルタイムトラッキングが可能となりました(従来では人物と動物の2種類)。これは躍動感溢れるカットが撮れるチャンスの幅が広がったということですかね。例えば車。レースなどでトップを走る車にフォーカスを合わせれば、フレームアウトするまではその動きに追随し、シャッターチャンスを逃さないということなんですよね。
外観部分で大きく変わったのが背面モニター。バリアングル式とマルチ式の両方を備えた4軸マルチアングル液晶モニターとなっています。また、画面も3.0インチから3.2インチへと大型化しています。EVF(ファインダー)は約944万ドットと従来の約576万ドットから大幅に向上。ファインダー倍率も0.9倍となり、従来に比べて精細化されています。
様々な機能が追加、パワーアップした「α7RⅤ」ですが、ソニーのサイトを見ると、NFCがオミットされたようですね。NFCが使えるものとしてパッと思い浮かぶのはスマートフォンですが、あまり使う機会が無いということでしょうかね。すでに「α7Ⅳ」でオミットされていましたので、以降のモデルはNFCは省かれるといったところでしょうか。

発売は2022年11月25日を予定。それに先駆け、全国5か所のソニープラザで10月29日より先行体験会を実施しています。「α7RⅤ」が気になる方は一足先に手に取ってみてはいかがでしょうか。

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2022年8月24日 (水)

ソニー、ミラーレスカメラやウォークマン等を9月から値上げ

ソニーは、ミラーレスカメラやウォークマン、BDレコーダーなど、129機種を9月1日から値上げすることを発表しました。
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今回の値上げに際し、

昨今の外部環境の影響を受け、原材料費、製造・物流コストなどが高騰している

とコメントしています。平均8%の値上げとなる模様。
対象のカテゴリーとして、下記の製品群を上げています。

  • BDレコーダー
  • デジタル一眼カメラ
  • デジタル一眼カメラαシリーズ用レンズ(Eマウントレンズ)
  • デジタルスチルカメラ
  • プロフェッショナルカムコーダー
  • ポータブルオーディオプレーヤー(ウォークマン)
  • アクティブスピーカー/ネックスピーカー
  • ラジオ/CDラジカセ/ラジカセ
  • ICレコーダー/集音機
  • 記録メディア他

対象となる商品についてもPDFにまとめてあり、公開されています。

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2022年7月25日 (月)

キヤノン、「クラウドRAW現像」サービスを開始

キャノンは、同社のクラウドサービス「image.canon」において、有償のサービス「クラウドRAW現像」を提供開始しました。
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これはキャノンのデジタルカメラ「EOS R3/R7/R10」で撮影したRAWデータをimage.canonへアップロードし、クラウド上でRAW現像するというもの(ただし、2022/7/22に後悔されたファームウェアを適用する必要あり)。操作としては「カメラ内RAW現像」と同様な操作をすればよいそうで、アップロードされたファイルは、ディープラーニング技術を活用して、高画質な現像処理が行われるそうです。
キャノンは「クラウドRAW現像」に適したデータとして、

高ISOで撮影した夜景・天体の写真や、暗い場所で動く人物を撮影した写真、細かな縞模様、タイル模様の建築物を撮影した写真など

とのこと。
有償サービスなので、料金が発生します。サブスクリプションサービスとして提供され、550円の「月間プラン」で、31日間で80ファイルの現像ができます。80ファイルを越えるデータを現像する場合は、550円支払うことにより、追加で80ファイルの現像ができます(購入数の上限無し)。

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2022年1月27日 (木)

フィルムカメラでデジタル撮影、「デジスワップ」

かなり面白いガジェットが登場しそうです。ファイヤーワークス株式会社は、1月26日、フィルムカメラにiPhoneを取り付けることが可能なアタッチメント「デジスワップ」を発表しました。
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裏蓋を外したフィルムカメラにこの「デジスワップ」を装着し、さらにiPhoneを装着して使用するというもの。写真を「撮る」のに必要な動作はカメラ側で行い、専用アプリをインストールしたiPhoneはフィルムカメラのレンズ越しに通った画像を保存するというように役割が分かれるようです。また、フィルムカメラを使用しながらも、静止画はおろか、動画の撮影までできるそうです。

まず静止画の撮影ですが、カメラ側でシャッタースピード、絞り、フォーカスを調整。iPhone側はフィルムの役割を果たすので、ISO感度を設定するだけとなります。後はカメラ側でシャッターを切れば、撮影ができます。
動画の撮影は、カメラ側で絞りを設定、iPhone側で感度を設定した後、カメラ側でシャッタースピードを「バルブ」(シャッターボタンを押している間、シャッターが開放状態となり、露光し続ける状態)に設定して、シャッターボタンを押している間、動画として記録されるようになっています。

販売はクラウドファンディング「kickstarter」を通して行うそうで、2022年4月に販売予定。価格は本体が199ドル~、アプリが49ドルの予定。対応するiPhoneはiPhone X/XS/11/11 Pro/12/12 Pro/13/13 Proとなる予定。また販売に先んじて、「CP+ 2022」で実機を参考展示するそうです。

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2021年12月27日 (月)

HVL-F60RM2購入

12月ということで、冬のボーナスが今年も出ました。それで何を買おうかと考えまして、単焦点レンズかストロボを買おうか迷ってたんですよね。レンズは今持ってるズームレンズで当面は何とかなると思いましたので、ストロボを買いました。それがソニーのクリップオンストロボ「HVL-F60RM2」。

このストロボ、去る12/17に発売されたばかりの最新モデル。ガイドナンバー「60」の大光量ストロボになります。さらには独自の「クイックバウンス」機構でストロボ光をポートレートや風景とで同セッティングで当てることができます。
使ってみたところ、これが扱いやすい。発光モードは「マニュアル」と「TTL」(オート)、「MULTI」(トランスミッタ受信)の3モードがあります。私はトランスミッタを持っていないので、基本は「マニュアル」と「TTL」を使っています。

まずは「TTL」から。純正品だけあり、カメラとの通信により大部分の設定をストロボとカメラ任せにできます。画角と被写体との距離、ISO感度に合わせて発光量も調整されます(マニュアルで自動発光量に対して調整を付けることも可)。画角も「AUTO」に合わせれば、ズームレンズの画角に合わせて自動で変更されます(これは「TTL」ではなく「マニュアル」でも同じ)。
「マニュアル」も基本的には設定項目は同じです。「TTL」との違いは被写体との距離は自分で設定することですかね。ISO感度に関する設定も無いので、それだけ「撮ることだけ」に集中することができます。

正直、去年にα7Cを買ったときに、ストロボもいつかは買い換えようと思っていました(実は買い替えです)。純正にするか、サードパーティ製にするか検討し、純正品を買うことに決めたんですよね。で、このモデルが発表される前は、前モデルの「HVL-F60RM」を買おうと思ったのですが、このモデルが発表され、スペックを見てみると、断然こちらの方が上。しかも価格も安かったので、こちらを選びました。

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2021年12月 2日 (木)

ついに国内でも発表「α7Ⅳ」

この記事で紹介の通り、10月に海外で発表されたソニーのフルサイズ一眼ミラーレスカメラの最新モデル「α7Ⅳ」。本日、日本国内でも発表となりました。
#ソニー「α7Ⅳ」のページ

やはり年内に発表になりましたね。発売は2021年12月17日。週明けの12月7日から予約が開始となります。スペックについては、先の記事に紹介してありますので、省略しますが、無印の「Ⅳ」が出るのを待ち望んだ人が多いでしょう。
価格はまだ「オープン価格」となっており、どれくらいの値段で出るのかはまだわかりませんが、12月7日にはわかることでしょう。あるところでは33万円としているところがありますが、あれだけのスペックを持つと30万越えもありそうです。一応、「R」や「S」、「α9」、「α1」の基本となるモデルの位置づけなので、先行して出ている各派生モデルからのフィードバックもあると思いますが、取っ掛かりとなるモデルでもあるので、30万は切るのでは(切って欲しいかな)と思います。
(まあ、それを踏まえて「次世代のベーシックモデル」と定義し直すならば、30万越えはあるかもしれませんね)

去年、「α7C」を買いましたが、やはりもう1年待つべきだったかなぁ。でも、前に使っていたコニカミノルタの「αー7 Digital」が限界でしたからね。今年あたりに出るのではと思いながら「C」を買いましたが。
値段次第のところもありますが、買うとしたら来年以降ですかね。結構値ごなれがしそうな気もしますが。そしたら、今の「C」はスナップ専用になるかなぁ。実際「C」のコンセプトは「気軽に持ち出せる」ところですからね。
ちょっと考えますね(笑)。

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2021年11月28日 (日)

メンテナンスは大事

実は夏頃から、α7Cの調子が悪かったんですよね。シャッターが切れるまでにタイムラグがあったんですよ。半押しでフォーカスを合わせてから、シャッターを押し切るわけですが、押してからシャッターが切れるまでに妙な「間」が空くことがあったんですよ。ただ、必ずしも起こるわけではなかったので、設定を色々といじってみたりしたんですよね(フォーカスも、一旦合ったのに、押し込むと再度焦点を合わせるなんて動作もあったので)。
で、思い立ってメンテナンスをしてみました。とは言っても、簡単なものですけどね。ブロワーで埃を飛ばし、ブラシで細かいところを払ったりしましたね。特にシャッターの所は念入りに。驚いたのがマウント。本体もレンズもなのですが、意外と汚れるものですね。買ってから1年経ってはいないのですが、綿棒で乾拭きしたら黒くなったので、驚きました。マウントは端子部分も乾拭きしました。

このメンテがあったからか、その後に行った撮影会ではいい感じにシャッターが切れましたね。タイムラグが発生することはなかったです。とりあえずは、まめにメンテナンスをすることですかね。
(でも、コニカミノルタのα-7 Digitalの時はそんなこと無かったんですけどね)

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