パソコン・インターネット

2024年8月28日 (水)

楽譜作成ソフト「Finale」、開発終了

楽譜作成ソフトとしては定番とされている、米Make Music社の「Finale」。このソフトが米国時間の8月26日に開発終了を宣言しました。
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この「Finale」、登場してから35年も経つ老舗ソフト。楽譜のレイアウトや記号の配置などが細かく指定できるのが特徴。楽譜の印刷品質の高さや出力フォーマットの豊富さでプロの作曲家からも強い支持を受けていました。またフリー版である「Finale NotePad」も公開されており、アマチュアからプロまで幅広く活用されていました。
開発終了に至った経緯として、

OSの進化や技術の進歩に対応するために「Finale」のコードが膨大になり、ユーザーに付加価値を提供するのが困難になったため

としております。35年の歴史を持つソフトだけに、資産として積み上がった結果と言ったところでしょうか。

サポートの終了は2025年8月を予定しています。また、今回の開発終了に伴い、移行先としてSteinberg社の「Dorico」を推奨しています。そのため、「Finale」から「Dorico」に移行するユーザーに対して特別割引を用意しているとのこと。

35年ということで、登場したのが1989年、平成元年ということですかね。こうしたアプリケーションの中では息が長かったソフトですね。2014年に開発が終了した表計算ソフト「Lotus 1-2-3」も31年の歴史でしたね。

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2024年7月19日 (金)

「中野サンプラザ」の3Dモデルデータ公開

昨年7月、50年の歴史に幕を下ろした「中野サンプラザ」。その中野サンプラザの3Dモデルデータが公開されました。
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オープンデータとして一般公開されているほか、商用利用も可能となっているそうです。
発端は、中野サンプラザがある中野区が、閉館した中野サンプラザを文化財としてアーカイブするため。そのため、外観と建物内部を計測して3Dモデル化を行ないました。3Dモデルデータとして公開されるのは、建物外観、建物内部のエントランス、コンサートホール、チャペル、レストラン。また、計測時に撮影した写真も公開されます。
3Dモデルデータは、レーザースキャナなどで計測した3D点群データ(las形式)を作成した上で、点群データを基に3Dモデル(ifc、nwc、nwd、glb形式)が作成されます。
作成されたデータは「東京都オープンデータカタログサイト」で配布されています。作成されたいずれのデータも、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示4.0国際」(CC-BY.0)で提供されます。

今、中野が現場で、時折出社することがあるのですが、まだ、その雄姿を見ることができます。とはいえ、すでに封鎖されているので、中に入ることはできませんけどね。中野は、まあまあ行くことはありましたが、結局、一度も行ったことが無かったなぁ。
しかし、チャペルが入ってたのは知らなかったなぁ。

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2024年6月22日 (土)

「Threads API」公開

Metaは、同社のテキストベースSNS「Threads」のAPIを開発者向けに公開しました。
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APIを公開したことで、サードパーティー製アプリの開発が広まり、それを介しての投稿や、APIを介して様々な投稿情報を取得することができるようになります。取得できる情報としては、例えば、「いいね」数や返信数、フォロワー数、フォロー数といったものがあり、企業ユーザーやクリエイターの利用を念頭に、様々な管理や情報解析ができるようになっています。
ドキュメントの整備もされ、すでに公開されています(こちらから参照できます。ただし英語)。サンプルアプリも用意されているとのことなので、実際、APIをどのように利用すればよいかがわかりやすいようになっています。

Threadsがリリースされてから1年が経ちました。出た当初は「Xの代替」と目されていましたが、Xに比べて機能が少なく、また開発スピードが遅いこともあり、爆発的に増えたユーザー数も、今では1億5000人ほどとなっているようです。また、Xとはまた違った雰囲気が醸成されているようで、「XやInstagramとは別」のコミュニティに成長しつつあるようです。そうした状況にあるThreadsですが、登場1年となったところでAPIが公開されました。私自身はThreadsは使っていないのですが、これを機に、機運が盛り上がればいいですね。

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2024年6月19日 (水)

Googleナウキャスト

Googleは、将来の雨量を正確に予測する「Googleナウキャスト」をGoogle検索に導入することを発表しました。
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機能としては、最大12時間先までを5分毎に降雨量予測として表示するというもの。7月から順次機能をリリース予定で、まずはモバイル版Google検索から対応するとのこと。
実際の検索機能としては、6時間先までの予測情報をGoogle検索の結果に表示。6時間以上12時間までの予測情報は文字情報で表示します。5分単位の詳細な情報を表示することが可能で、雨だけではなく、雪の予測をすることも可能。
予測方法も従来とは異なり、2020年にGoogleが開発した「MetNet」がベースとなる「MetNet-3」による予測を採用。「MetNet」では、過去の観測データから気象パターンの推移をAIモデルにより学習し、従来のシミュレーションによらず、現在までの観測データからこの先の気象パターンを導くようになっています。

これからの時期、日単位の雨予報もそうですが、結構気になるのがゲリラ豪雨。従来のシミュレーションによる予測ではゲリラ豪雨の予測は困難でしたが、Googleナウキャストでは2015年から2022年までの気象データから学習しており、ゲリラ豪雨の予測も可能になるとのこと。予測の解像度も3km四方の細かなエリア指定が可能で、現在地からの近隣の状況を把握することができます。
7月から提供されるということで、この時期となると海開き、プール開き、山開きもされていると思いますので、レジャーでそうした所へ行った時に役立ちそうですね。特にゲリラ豪雨予測は期待しますね。

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2024年6月12日 (水)

X、「いいね」を非公開化

Xは、今週中に「いいね」を非公開化することを、12日に発表しました。
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こうした対応をすることとなった理由は、

プライバシーをより適切に保護するため

としています。

どういった対応になるかと言いますと、自分が「いいね」した投稿はこれまで通り表示されますが、他ユーザーからは見えなくなる(土の投稿に「いいね」したかがわからなくなる)という対処を施すようです。
イーロン・マスクも

(他人から)攻撃されること無く、人々が投稿に「いいね」できるようにすることが重要

と、今回の対処について語っています。

さすがに、今では「ブックマーク」機能が実装されているので、未だに「いいね」をブックマーク代わりに使う人は少ないでしょうが、ブックマーク代わりに「いいね」を使われていたとして、「いいね」という言葉から、投稿に対して「賛同」していると誤解されることが多かったとのことで、今回の対処に繋がっているそうです。
本来の使い方ではない使い方をして、結果として、他人から誤解されるとなると、「いいね」を躊躇するかもね。

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2024年6月 9日 (日)

久し振りに自宅でのんびり

私は、毎週末は、必ずどこかに出かけるようにしています。在宅勤務がメインとなっているため、通勤などで体を動かす機会も少なく、平日は運動不足気味になるので、休日に出歩くようにするわけです。まあ、これには日本コカ・コーラの「Coke On」アプリで、習慣の規定歩数を歩くことでゲットできるスタンプを得るためというのもあります(スタンプが貯まると、ドリンク1本と交換ができるので)。
ただ、この週末はあまり出かけず、基本、自宅(周辺)で週末を過ごしました。

まず土曜日は、通院3か所と、えらい詰まったスケジュールとなりました。本来の予定では午前に1か所、午後に1か所の計2か所の通院だったのですが、金曜日に行く予定だったところが休診日となっていたので、急遽、土曜の昼に受付、昼過ぎに受診となりました。そのため、午後に行く予定だったところも、少し予定をずらしてもらい、結果として、3か所の通院となりました。しかし、1日に3か所の通院は無理ですね。元々、多くて2か所になるようにしていたのですが、やはり、3か所は無理があります。
で、通院後に秋葉原へ。買ったのはスイッチングハブとLANケーブル2本(ついでにガンプラ1個)。この6月から現場が変わり(基本は在宅勤務ですが)、貸与していただいているPCの環境も変わったんですね。単に有線でのLAN接続になるだけならそれほど問題は無かったのですが、このPCの設定が珍しくシビアに設定されていまして、オンライン会議も使ったりするのに、音声がブロックされるんですね。で、オンラインミーティングの時は、別の端末を用意してそちらで音声を拾うというやり方が必要なんですよ。で、共有画面をスマホやタブレットで見ると、これが小さい。お世辞にも見やすいとは言えない状況なんですね。なので、自宅のPCを並列して使えるように配置とLAN構成を変えるべく、秋葉原へ買いに行った次第です。仕事に使うので、そんなに機器をつなぐ必要は無いので、ハブは5ポートのものを選択しました。また、それに合わせて、机にモニターアームを設置しました(買ったのはだいぶ前ですが)。

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2024年5月28日 (火)

Amazon、6月6日より代引きが不可に

Amazonは、製品購入時の支払い方法として「代金引換」(代引き)が6月6日から選択できなくなることを発表しました。
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これは支払い方法などを含めた継続的なサービスの見直しの一環として行われるものだそう。これにより販売事業者も代引きを選択することができなくなります。代引きが使えなくなるということは、クレジットカードが必須になるんでしょうかね?コンビニ払いがまだあるか。

この一環かどうかは分かりませんが、昨日、5/27付でAmazonコインのサービスも終了しているので(Amazonコインのニュースについてはこちら)、色々とこれから変化していくんでしょうかね。

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2024年5月23日 (木)

VBScript、2027年頃にデフォルトで無効に

去年の10月、マイクロソフトは、同社開発のスクリプト言語「VBScript」を将来的に非推奨とする計画を発表しました(こちらの記事にもまとめています)。この度、VBScriptの廃止スケジュールが公表されました。
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廃止に至るまでに3つのフェーズを経、段階的に縮小していくようです。今年後半に提供が予定されている「Windows11 24H2」からオンデマンド機能として実装されるようになります。

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2024年5月20日 (月)

"200%"サイズのキーボード、「REDRAGON K605TI」

パソコンを使う上で必要な入力装置の一つ「キーボード」。文字を入力する上で必要ですよね。今ではソフトウェアキーボードでマウスによる入力やマイクを通しての音声入力もありますが、キーボードからの入力に匹敵するほどではないと思います(入力速度や認識精度といった点で)。
そんなキーボードに面白い製品が登場しました。それがREDRAGONから発売された「K605TI」。
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どのようなものかと言うと、お題にもありますが、通常のキーボードの200%のサイズという巨大なキーボードです。そのサイズは、幅582mm、奥行202mm、高さ64mm。ただ、このキーボードは英字配列のキーボードで、テンキーが無いタイプとなります。赤軸メカニカルスイッチを採用しており、クリック感が無く、静かさや滑らかさが特徴とのこと。ゲーミングキーボードなのでLEDが搭載されており、20種類の発光パターンを搭載しています。

元記事ではツクモパソコン本店での取り扱いを取り上げていますが、ヨドバシAkibaマルチメディア館にも入荷されており、先日、実物を見てきました。いやぁ、その大きさに驚かされました。てっきり、何かの宣伝用のモックかと思ったのですが、きちんと打鍵もできますし、横には値札もありました。実際、静かなキータッチでしたね。とはいえ、これでちゃんとしたポジションで打鍵するのは…。
「ネタ」として持つのもありですが、元記事にもあるように、ディスプレイや教室などでの教材に使うのがいいかもしれませんね(ただ、英字キーボードなので、「;」や「:」等の記号の位置がJISキーボードと変わりますが)。

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2024年5月 8日 (水)

Xに「Grok」搭載

X(旧Twitter)に、イーロン・マスク氏が設立したxAI社の生成AI「Grok」が搭載されました。5月8日現在、プレミアムユーザー向けにテスト公開されています。
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この度搭載された「Grok」は「Grok-1」としてオープンソースで開発されている、大規模言語モデル(LLM)。3140億個のパラメータを持ち、複数の専門家(Expert)モデルを組み合わせたMixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャを採用しています。これにより、入力されたパラメータに適切なExpertモデルの出力を選択し、結び付けることにより大規模なモデルを構築できることが特徴となっています。
X上の「Grok」はサイドバー上の「[/]Grok」項目から利用することが可能。日本語のプロンプトにも対応しています。
情報源には、X上のポストの内容が利用されているようで、回答の下部には情報源と思われるポストが表示されるようになっています。

今朝見た時に既に搭載されていたので驚きましたが、以前に「Grok」の話は聞いていたので、このことであることはすぐに理解できました。
Web版、Androidアプリ版で利用可能な状態になっていますので、おそらく、iOS版でも利用できるかと。
現在のところ、プレミアムユーザー向けに限定されているので、私は利用していませんが、生成AIの搭載でどのように変わっていくんでしょうね。

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