学問・資格

2023年12月 8日 (金)

コクヨ、「キャンパス フラットが気持ちいいノート」発売

コクヨは、Campusノートシリーズ史上、もっともフラットに開く綴じ製法を採用した「キャンパス フラットが気持ちいいノート」を12月13日より発売します。
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「フラットが気持ちいいノート」は、無線綴じノートの見開き性を追求したノート。1ページ目からフラットに開き、真ん中のふくらみを押さえなくてもフラットにノートを使用することができます。紙面にはドット付き罫線を採用。
また、フラットに開きやすくしただけではなく、紙面の構成にも新たな工夫が盛り込まれています。最大の特徴は、見開きで使いやすいように、罫線が途切れずに引かれている点。普通、ページ毎に余白があり、見開きにすると、真ん中の辺りが罫線が無い状態になります。しかし、このノートは見開き2ページに渡って罫線が引かれており、ストレスなく、見開きで利用できるようになっています。また勉強時間を記録する勉強方法が浸透することを背景にして、これまでページ番号等を記録する「No.欄」がタイム記入欄に変更されています。これにより開始時間と終了時間を記録でき、成果の「見える化」に役立たせられるようになっています。タイトル欄も従来より広くなっており、よりメリハリが付いたノートをとることができます。

ここに来てコクヨからもフラットに開くノートが登場しました。フラットに開くノートは何社からか出てはいるんですよね。ただ、このノートのように、見開きでの使用を重視したデザインのノートは「初」じゃないかな。これまでに出ているフラットに開くことができるノートは、コピー時に綴じ部分に「陰」が出ないことくらいがメリットでしたかね。それに対し、この「フラットが気持ちいいノート」はデジタルとの連携も踏まえており、スマホ等のデジタルツールとの併用にも親和性が高い設計となっています。
「ノートのとり方」等を紹介した書籍でも、見開きで使う方が学習効率や思考のまとめに優れているといったところが紹介されたりしているので、これからの主流になるかもしれませんね。

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2022年8月31日 (水)

IPv6基礎検定

一般社団法人日本ネットワーク技術者協会は、「IPv6基礎検定ベータ試験」を10月9日に実施することを発表しました。
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IPv6は20年ほど前から次世代通信プロトコルとして策定されました。理由としては、現在でも使われていますが、それまで使われていた通信プロトコル「IPv4」との置き換えを図るためです。策定がされる時点で、IPv4のIPアドレス枯渇問題は取りざたされており、それを解消するためにIPv6が策定されました。NAT等の技術でIPv4の延命が続き、中々IPv6への移行が進まないでいましたが、近年のスマートフォンやIoTデバイスの増加、IPv4トラフィックの増大により、ここ2,3年でIPv6への移行が進みつつあります。
Googleが公開している統計データによると、2022年8月21日現在で、日本国内のIPv6普及率は47.51%と順調に伸びているそうです。そうした中、同協会ではIPv6にとっての最大の脅威が、セキュリティを確保しながら運用できる技術者の不足であることを挙げています。そこで、IPv6を理解したネットワークエンジニアを育成する際の評価方法が必要と考え、IPv6検定を立ち上げることにしたそうです。
試験はIPv6の基礎を問うもので、初級ネットワークエンジニア(インフラエンジニアとしてネットワークの基礎知識がある者)とネットワークの運用管理を行う者を対象としています。

今回、試験名に「ベータ」と付いていますが、合格者全員を第一号本認定にするそうです。ちなみに、本試験は来年、2023年3月から通年で実施予定となっています。
学習教材として、ラムダノート社の「プロフェッショナルIPv6第2版」を挙げており、本教材の内容から出題するとのことです。なお、電子書籍版も用意されており、そちらは無償で入手することが可能です。

現在のネットワーク技術者の方の多くは、IPv4ベースの知識になると思います。時流としては、IPv6への進展は必定であるので、IPv6の特徴をとらえ、自身の技術をアップデータされてみてはどうでしょうか。

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2022年4月30日 (土)

基本情報処理技術者試験、2023年から制度変更

情報処理推進機構(IPA)は、基本情報処理技術者試験(FE)、情報セキュリティマネジメント試験(SG)の2区分の試験制度を2023年4月から変更することを発表しました。
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いくつか変更となったところがありますが、一番の変更は「好きな時期に受験ができる」でしょう。これまでは年に2回(春、秋)試験が行われていましたが、開催時期の制限を無くし、受験者が都合の良い日時を選択できるようになります。
さらに、基本情報処理技術者試験では、これまで150分で行っていた午前試験を「科目A試験」に名称を改め、試験時間も90分に短縮されます。また150分で行われていた「午後試験」も90分に短縮。しかし、問題数は11問から20問に増えます。さらに個別のプログラミング言語(C、Java、Python、アセンブラ、表計算)での出題も無くなり、疑似言語を使った問題となります。
情報セキュリティマネジメント試験は、午前と午後の試験を統合し、合わせて180分だった試験時間を120分に短縮。問題数は53問から60問へと変更となります。

しかし、基本情報処理技術者試験のプログラミングの試験が疑似言語一択となったのが残念ですかね。疑似言語だけになった理由が、

普遍的・基本的なプログラミング能力を問う

ためなのですが、「実践的」という観点ではプログラミング言語での出題はあった方がいいと思うんですけどね(まあ、表計算は無くなってもいいと思いますが)。

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2020年11月16日 (月)

サイバーエージェント、「プログラミング能力検定」開始

サイバーエージェントは、小学生から高校生までのプログラミングの基礎知識を測る「プログラミング能力検定」の運営を始めることを発表しました。
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教育事業を手掛けるスプリックス(東京都豊島区)と立ち上げたプログラミング総合研究所(東京都豊島区)を運営主体として、12月に第1回の検定を開催するそうです。なお、2021年5月までは検定料は無料とのこと。
検定内容ですが、6段階のレベルからプログラミングの理解度を評価するというもの。1番易しい「レベル1」では、順次処理や条件分岐、繰り返しなどを出題し、試験時間は40分、合格ラインは60%。1番難しい「レベル6」ではWebAPIや探索を出題し、試験時間は60分、合格ラインは80%。
内容は22年度から高校で必修化される「情報I」のプログラミング領域に対応。24年度の大学入学共通テストから試験教科となる予定の「情報」で出題されるプログラミング問題の対策も目指すとしています。
受験料は各レベルで異なり、レベル1の1,900円(税別)からとなります。
今回の検定の設立に当たっては、小学校でのプログラム教育の必修化などを背景に、プログラミング教育ニーズが拡大。教育機関から目標設定や評価のための尺度が欲しいとの意見が寄せられたとのこと。

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2020年9月18日 (金)

日本語プログラミング言語「なでしこ」が中学校の教科書に採用

今となってはプログラミング言語は数多ありますが、日本語で書けるプログラミング言語「なでしこ」が、何と、中学校の技術の教科書に採用されました。
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「なでしこ」を教材に選んだのは、教育図書(株)が来年度発行する技術・家庭分野の教科書。なので、教育図書の教科書を採用している学校では、来年度になるとお目にかかれるかもしれません。「なでしこ」はこれまでにも体験入学や体験授業、コンテストなどで採用されたことがありますが、教科書に載るのは今回が初めて。
「なでしこ」の最大の特徴は「日本語でプログラムが書けること」。日頃慣れ親しんだ日本語で書くので、プログラミングに対する敷居は、ぐっと低くなります。例えば「こんにちわ」と表示させる場合、

「こんにちわ」と表示

と入力して実行するだけで「こんにちわ」と表示されます。日本語の字句解析に沿って解釈されるので、とても直感的にプログラムが書けると思います(変数にも日本語が使えますしね)。
これでプログラミングに対する興味の裾野が広がっていくといいですね。

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2020年3月24日 (火)

春期情報処理技術者試験中止

情報処理技術者試験を実施するIPA(情報処理推進機構)は2020年4月19日に実施予定だった春期情報処理技術者試験の実施を中止することを発表しました。
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昨今の新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からの措置になります。代替試験の実施の可否や受験料の返還の可否についてはただいま検討中とのことで、決まり次第、IPAのサイト上で発表するそうです。

春期と秋期の両方で実施される試験区分についてはそのままシフトでもいいなぁと思いますが、春期しか実施されない(例えば、受験予定だったデータベーススペシャリスト試験など)については、どうするのかなぁと思います。さすがにそれまで秋にシフトとかすると、試験会場が押さえられないだろうと思いますし。
まあ、今回は仕方ないことですね。

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2019年5月23日 (木)

文科省、小学校のプログラミング教育の研修教材を公開

来年度、2020年度より小学校からプログラミング教育が導入されますが、そのプログラミング教育に当たり、研修教材が文科省にて公開になりました。プログラミング教育の狙いや、育む能力、子ども向けビジュアルプログラミング言語「Scratch」を使った指導例などを教員向けにまとめており、PDFファイルをダウンロードできる他、YouTubeにて動画版の教材も閲覧できるようになっています。

ようやく研修教材とガイドラインが公開されましたか。まあ、来年度から実施なので、もういい加減公表しないと教師陣がどう取り組むべきかがわからないままに取り組むことになりますからね。
一応、「プログラミング」という独立した教科は持たず、既存の教科の中に織り交ぜながら指導を行うということは発表されていましたが、これで「どういったことを教えていけばいいのか」という指針が具体的になったところですかね。
また、プログラミング言語(言語でいいのか?)も、やはりと言うか、子供向けビジュアルプログラミング言語「Scratch」を採用しました。「Scratch」が採用されるのではないか、と言うのは、前々から言われていましたが、下馬評通り、採用されました。パズルや積み木の感覚でプログラムを書くことができ、また世界的に使われているということでの採用でしょうかね。
実は文科省はScratchと同じビジュアルプログラミング言語として、「プログラミン」というものも公開してたんですよね(このブログでもこちらの記事で紹介しました)。基本的にはScratchと同様なので、こちらも小学生のプログラミング学習には向いていると思うのですが、あえてこちらは採用せず、世界的にも名の通ったScratchを教材として選択したようです。

私も、小学生の大甥と来年小学校に入る大姪がいるので、ちょっと目を通しておこうかなと思ったりしています。

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2019年1月26日 (土)

ソフトバンク、「Pepper」と連携するプログラミング教材を提供へ

ソフトバンクは、IoTをテーマにしたプログラミング教材を、小中学校に無償提供する「IoTチャレンジ」を4月に開始することを発表しました。
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これは、人型ロボット「Pepper」とプログラミング教材「micro:bit」やセンサーなどを連携させることで、単独のプログラミング教材では実現できない、より創造的なプログラミング学習の提供を目指したもの。
「IoTチャレンジ」は、micro:bitやセンサーなどの周辺部品、教員用の学習指導要領をセットにしたキットを無償で提供するプログラム。学校や地域社会における身近な課題の解決策などを考えながら、さまざまなセンサーを組み合わせてプログラミングし、IT視点のものづくりを体験してもらうことで、AIやロボットが普及する次世代を担う子どもだちの育成を支援することを目的としているそうです。この取り組みは、Pepperを3年間自治体や非営利団体に貸し出す「Pepper 社会貢献プログラム」に参加する、100校以上の小中学校が対象になり、実施期間は2019年4月~2021年3月末の予定。

Pepperも再就職というか、再利用プログラムができてよかったと言ったところですかね。IoTキットを使って、実際に動くところを目にしながらプログラミングを学べば、効率よく学ぶことができますが、Pepperならば、もっと興味を持って取り組みそうですね。

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2019年1月24日 (木)

基本情報技術者試験からCOBOLが消え、Pythonが追加に

独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)はこの度、基本情報技術者試験における出題範囲(の傾向)と、午後試験に設けられるプログラミング試験で採用されるプログラミング言語の見直しをすることを発表しました。
#IPAのプレス発表はこちら

変更となる点は大きく以下の3つ。

  1. 午後試験で実施されるプログラミングの試験で用いられるプログラミング言語の変更
  2. 午後試験の出題数、解答数、配点等の見直し
  3. 午前試験での数学に関する出題比率の見直し

まずはプログラミング言語の変更から。長らく情報処理試験で採用されていたCOBOLが廃止され、新たにPythonが採用されます。COBOLが廃止される背景には、1)教育機関等における指導言語としての利用の減少、2)本試験における受験者の選択率の極端な低下が挙げられています。一方、代わりにPythonが採用される背景には、1)適用範囲の拡大と利用の増加、2)機械学習やディープラーニングに関わる主要なOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)での採用の広がりが挙げられています。早い話が、時流に沿った言語を採択したということになります。
続いて、午後試験の出題数、解答数、配点等の見直し。こちらは、1)選択問題を構成する分野の統合の実施、2)プログラミング能力等を重視し、配点を変更を実施しています。細かい内容はプレス発表を見てもらうとして、内容的には、よりプログラム開発者を育成する方向へ向けた変更になった感じですかね。ストラテジ分野とマネジメント分野を統合して、出題数を減らしています。
最後に午前試験における数学に関する出題比率の見直し。こちらは、理数能力を重視し、線形代数、確率・統計等、数学に関する出題比率を向上させています。こちらは機械学習やディープラーニングなどのAI開発関連に注力するためですかね。

今回の見直し内容の実施は、1.と2.は2020年度試験から、3.は2019年秋期試験からとなります。

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2019年1月17日 (木)

かきかたプリントメーカー

昨夜、Impress Watchを見ていたところ、面白いというか、なかなかいいなと思えるサイトが紹介されていましたので、こちらでも紹介しようと思います。それが「かきかたプリントメーカー」。

未就学児(小学校に入る前の子供)を抱えている親御さん、子育ての中でいろいろと学ばせることもありますよね。文字の書き方もその一つ。今も昔も書き方練習帳というのはありまして、それを使って文字を教えたりしていると思います。でも、言葉と一緒に学ばせようとすると、なかなかいい練習帳がなかったりしませんか。そこで、このサイトの出番です。練習に使いたい言葉を入力すると、オリジナルの練習帳を作ることができるのです。
使い方は簡単です。

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サイトの画面構成はこの様になっています。上のテキストエリアに練習帳として作りたい言葉を入力します。すると、練習帳用に編集されたテキストが下のプレビューエリアに表示されます。プレビューで出来上がりを確認して、それで良ければ、中段にある「PDFダウンロード」のボタンをクリック。すると、練習帳データがPDFとしてダウンロードされ、ブラウザに表示されます(ブラウザの設定によっては、ダウンロードのポップアップが出るかもしれません。もし出てきたら、ファイルを保存するなり、ブラウザで開いてください)。ダウンロードしたPDFファイルをプリントアウトしたら、オリジナルの練習帳のできあがりです。

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